04 ロンドン到着

1991年04月08日 LONDON (A地点)


UK Map 4月のロンドンは寒い。ガトウィック空港から急行に乗ってロンドンのビクトリア駅に着いたとき、もう外は真っ暗だった。ホテルを決めていなかったが、オフシーズンなので大丈夫だろう。駅の周りを探してみると2〜3件、B&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)が見つかった。ロンドンは宿泊費が高い。一番安いB&Bに決めたが、そこでも一泊6,000円だった。この日は外で軽い食事をしてすぐ寝てしまった。

 翌日、イギリス側でのオートバイの輸入代行をやってもらう事になっているKUWAHARA Ltd.に電話を入れたところ、女性のTさんが電話に出て、オートバイは無事に税関に到着しているので、来てくれとのことだった。さっそく、ロンドン郊外のMILL HILL EASTにあるその会社に出かけた(現在は別の場所に移転)。地下鉄に乗ってしばらくすると列車はトンネルから出て、地上を走るようになる。イギリスは今回が初めての訪問だったが、郊外の美しい風景に見とれてしまった。
「こんなところを、バイクで走れるのかぁ。早く乗りたいな・・・」心は躍っていた。

 KUWAHARA Ltd.に行くと、会社の中に案内された。従業員は全員日本人の方だった。日本とイギリスの運輸の仕事を専門にやっている会社らしい。Tさんは若い女性の方だった。
「こんんちわ。バイク届いてますよ。いくつか書類を出すので、ここにサインしてくれますか。」と言って書類をを並べた。何が書かれているのかよく分からなかったが、言われるままにサインをする。
「ここにね。保証人の欄があるんだけれど・・・。誰か保証人になってくれる人います?」
え?? そんな人いる訳がない。「イギリスは初めてで、誰もいませんが・・。」と答えると、
「そうよね。それじゃあ、私の名前を書いときましょう。」と言ってTさんは自分の名前と住所を書いてしまった。
 Tさんの人柄かもしれないが、同じ日本人というだけで、こんなに気安く引き受けてくれてよいのだろうか。ここではどうすることも出来ない私の立場に同情してくれたのかもしれない。私は深く感謝しながらTさんの好意に甘えることにした。
 Tさんの同僚の人がバイクに興味を持っていて、ツーリングのことについていろいろ話をした。イギリスの交通事情のことや生活習慣など親切に教えてもらって、とても役に立った。さあ、あとは書類を税関に出せば、数日中にバイクがここに届くはずだ。でだしとしては順調なようだった。

 午後にB&Bを引っ越すことにした。MILL HILL EASTに割と近い、HENDONにあるB&Bで日本人のReikoさんが経営している。電話をすると一部屋空いているとのことなのでさっそく荷物を持って行くことにした。HENDON駅からReikoさんのB&Bまでは徒歩ですぐの距離だった。通り沿いには日本食のレストランや食品店などがあった。この街は割と日本人が多いのかもしれない。郊外なので宿泊費は安いし景色が良くて静かだ。温厚なReikoさんのB&Bは居心地がよさそうだった。ここを拠点にして準備を進めることにした。この日の午後は、ロンドン見学に出かけた。

 

 


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